El Cafecito de Pedro (家の写真を入れるのはアレなので Stuttgart にあるかっこいい図書館の写真を貼っておく。)

旅行するたびに観光地を後回しにしてカフェをめぐる習慣を獲得しこのリストを運用する原因である職場の友人宅に招待され最近彼の家に導入された個人で所有するには多分やりすぎな機材を使って用意された一杯をいただいてきた。 非常に詳しいしコーヒー好きなのは知ってはいたものの、あくまで家で素人が入れるものなので、と思ってお邪魔したが完全に見立てが甘かった。

ほとんどのカフェではグラインディングのための設定の調整が大変なためエスプレッソベースの飲み物のための豆を客が選択することはできない。 が、ここでは産種類の豆に対して最適な設定が既に発見され、保存容器にメモが書かれているので、好みに合わせて選ばせてもらった。


この自由度に関してはまさかのプロカフェ越え

自分は味がしっかりしているらしいクリスマスコーヒーにした。

軽量、グラインド、均し、押し、抽出、ミルクのフォーミング、アート、と思っていたより遥かに時間がかかるプロセスを経て提供された。 初めてカプチーノを用意する作業を近くで観察していたがこれまた思っていたよりも難しそうだった。 しかも前述の通り、豆ごとに設定を調整するプロセスがあるので実際のところはこれよりも総合では時間がかかっていそう。


ラテアートはまだ難しいらしい。が、それはそれで味のある風船みたいなハートができたので素晴らしい。

とはいえ味はプロ顔負けだった。 またさらに自分が選択した豆がいい感じに強みのあるものだったのでしっかりしたカフェ特有の良い風味がありとても家で淹れたものとは思えないくらい美味しかった。

このカフェに来るには彼とまず知り合いになるところから始めなければならないので通常のカフェとは比較にならないくらいアクセシビリティに難はあるが、文字通りアットホームなカフェなのでもし Stuttgart を訪れた際には探してみてほしい。