やがて哀しき外国語

by 村上春樹

Review: ★★★★

村上がアメリカにいた時に書かれたエッセイ集。 外国人としての話、小説家、翻訳家としての視点も書かれていて面白い。 やはり村上はエッセイが面白い。

これはまったくのところ文化的焼き畑農業である。みんなで寄ってたかってひとつの畑を焼き尽くすと次の畑に行く。あとにはしばらくは草も生えない。

日本文化の話をしているところがあるのだが、これは NLP 研究分野にも結構当てはまるなという感じがしてならない。

真珠湾攻撃 50 周年とかの時期とも被って滞在していたみたいなのだが、結構ハードなこともあっただろうなと想像ができる。基本的に今は日本人はどこに行っても好感度は低くないので。