1日目
念願のアイルランド旅行が開始した。高校生くらいにアイルランドのフォークソングを知ってから一度は現地で演奏を聞いてみたいと思っていたのがようやく実現した。ヨーロッパでやりたいことリスト、なんだかんだでこれが一番だったかもしれない。なんでもっと早く来なかったかは不明だったが、でも来れてよかった。
飛行機はフランクフルト空港からで、なんか手荷物検査の機器が進化していて色々取り出さなくてよくて助かった。飛行機も2時間ほどで短かったのであっという間だった。
到着してからは割とすんなり路線バスのカードを入手することができた。コンビニ的なところでカードを買って、それに指定した金額入金できたので、この店でもこのカードで買い物できるか、と、聞いたところ、んなわけねえだろ、みたいな反応されてそうだよね、となった。今年の頭に日本に行ってきたばかりなので。
バスはドライバーに待っている乗客全員散々焦らされた以外はすんなり移動することができた。
川沿いのホテルにチェックインしてからはツアー参加のために蒸留所に少し散歩した。

あるタイミングでダブリンの蒸留所はほとんど潰れてしまったらしいが、復活したとかで今では何個か街中にある。
小腹が空いたのでカフェで、コーヒーを買いつつ、街中の若者が食べていたソーセージロールなるものを食べたのだが、これが非常に脂っこくて気持ち悪くなった。

ヨーロッパ観光地あるあるで馬車が結構走っている。

そんなに長いツアーではなかったが、大きな蒸留機やウイスキーの作り方、いかにアイルランドウイスキーがスコッチよりも優れているかの話が聞けて面白かった。
昔貯蔵庫で火事があり、街中に流れ出したウイスキーを道からのんで何人も人が亡くなったという話を聞いてびっくりした。案内の人はもはや「それでこそアイルランド人だ」くらいのことを言っていた。なんとも言えんな。
また、揮発してしまうのでタルに貯蔵しているとウイスキーの量が減ってしまう理由を、アイルランドの人らは、天使が飲んでいる、と信じていたらしくて(もう信じている人はいないと願いたいが)なんか、おもろい人が多そうな国だな。

ツアーの最後には案内の人が説明をしてくれながら、3種類のウイスキーを飲み比べた。こうやって横に飲み比べるとしっかり違いがあって面白いね。飲むときには口に含んで飲み込んだ後口内の空気を出すとむせづらくなるらしい。
ドイツで買って飲んだことのあるウイスキーの製造地を見れたのはよかった。また買って飲みたいね。これから冬でウイスキーの季節なので。

同僚から教えてもらっていた。ダブリンで最も古いと言われている。バーに行き、夕飯を取った。もちろんフィッシュアンドチップス。揚げた白身魚とフライドポテト。可もなく不可もなく。ギネスビールはうまかった。店自体は最も古いだけあり、雰囲気はかっこよかった。

ダブリンのバスはほぼ全部と言っていいほど2階建てで格好がいいけれども、倒れそうで少し不安になる。
2日目
2日目はダブリンでよくやられていそうな海岸沿いの散歩をしに行ってきた。初日に入手した交通カードを使って電車に乗り1時間ほど移動した。平日の朝だったこともあり、鉄道の駅までのトラムは混んでいた。けれども、鉄道自体はガラガラだった。

どの電車もこの緑色なのだが変わった色でいいね。座席もこんな感じ。めっちゃボロボロで汚いのととんでもない金切り音をたてながら発進するのが気になるけど。

目的駅についてから少しカフェで休憩し、カフェインを摂取した。このカフェは評価が高そうだったがコーヒーは微妙だった。まあ観光地にある数少ないカフェなのでしょうがないけども。
翌日も海岸に行くのだが本当にたくさんの海鳥がいた。普通こんなにたくさんいるっけ。

なぜか知らんがあまり写真を撮っていなかった。景色が素晴らしかった。ひたすら海沿いの崖を歩くのだが、割と切り立った崖の近くを歩くルートでひたすら続く崖と海を眺めながら歩く。植生も自分にとっては珍しい感じで海岸と反対方法の景色も非常に異国感があって良い。

ここでも鳥がチルってる。観光客に餌付けされているのかな。明らかにピクニック的なことをしている人間を狙っているやつとかもいたし。

風がかなり強いのだが眺めは最高。

遠くに見える灯台の近くまで最終的に歩いた。半日以上しっかり歩いた。

道沿いに生えているこのトゲトゲ、ビックサンダーマウンテンにも生えてなかったっけ。

写真だと遠くて見えにくいのだけど多分アシカかオットセイが(違いがよくわからん)交尾していた気がする。それをもう一頭のアシカ(かオットセイ)と上にいる観光客眺められていた。
灯台まで歩いてからは、ループするように次は内陸ルートで元の駅まで帰ってきた。途中でひたすらアジア人を見つけると、中国語と韓国語と日本語で声をかけるいい人そうだがどうなんだそれ、的な、地元のおっちゃんに絡まれてしばらく立ち話をした。途中同じように声をかけた人は「私はフィリピン人」と言ってタガログ語はそのおっちゃんは知らないみたいで少し気まずくなった。

駅の近くに停泊していた船。なんか赤くてかっこいい。

かなりの距離歩いたし、昼の時間も大幅に過ぎていたので空腹だった。このハイキングの開始地点にはたくさんの「海鮮」レストランがあるので、前調べしておいたそのうちの1つに入り昼食とした。フィッシュアンドチップスのハーフ&ハーフというものがあったので、頼んでみたらそれは小さいという意味ではなくて、片方は燻製してある魚をフライしてやるとの事だった。まぁ悪くはなかったのだけれども求めていた海鮮とは少し違ったかもしれない。

遅めの昼食をとってから、街の中に帰ってきてからは宿の近くにある場へ行き、ビールを飲みつつ、念願のアイルランドのフォーク音楽を楽しんできた。こんなにカジュアルに普通の平日の夕方にやっているとは思わなくて、文化がまだしっかりと生きていると言うのが素晴らしいと思った。バンドの構成も音楽の感じもその楽しそうな感じもバー自体の雰囲気も自分が想像していたものがまさにそのままあると言う感じ。自分がこの中にいるというのがもはや少し信じられない位。自分の言葉では表現できない位に嬉しい体験だった。
バーのほうも非常に良い感じ。カウンターの後ろで数人の人がてきぱき働いているのもかっこいい。

どういう風な取り決めなのかは全くわからなかったけど、途中から数人を除いてバンドのほとんどのメンバーが入れ替わった。こちらは何か若い2人がメインで、おそらく曲は似たような曲だったのだけれども、雰囲気がだいぶ変わって、こちらもこちらでかっこよかった。めっちゃそれっぽい女の子が謎の楽器を目を閉じて弾いているのがかっこよかった。ゼルダに出てきた鳥が使ってた楽器と同じだったよね。
3日目
ダブリンの街の規模を見るにまるっと1日ですら必要ないほどに小さいので、昨日に引き続き今日も電車を使いまた違った海岸線の方へ足を運んでみた。こちらもまたダブリンに一時期住んでいた友人からお勧めされた場所。本来はBrayとGraystonesという二つの街の間を海岸線沿いを歩いて移動できるルートがあるのだが、何かしらの事情で道がふさがってしまっているとの事だったのでbrayまで電車で移動して、そこから頂上に大きな十字架のある山を軽く登ってみることにした。

海からビーチよりも離れたところにはたくさんの石が転がっているのだが、何かきれいな形できれいな色のものが多かった気がする。かなり深いところまで一緒だったみたいで、歩くと軽く足が沈む。

このビーチ沿いを駅から歩きハイキングスタート。このタイミングではまだ天気は良かった。

今登ろうとしている山沿いを電車が隣町までつないでいる。昨日も見た。かわいい感じの入り合いの電車が走っている。周囲の景色も素晴らしいので、撮り鉄だったら大興奮だろう。自分も望遠レンズを持っていたら、ここでしばらく立ち往生をしたことだろう。
途中から軽雨が降ったりしたので写真があまりない。割と軽い気持ちで登山を開始したのだが、途中は木の根が張り出していたり、滑りそうな石のルートだったり思ったよりも険しい道のりだった。平日だから当然なのだが、他に歩いている人たちもかなり少ない。道も特別舗装されているわけではなく、途中獣道を頼りに移動することもあった。

1番上からの眺め。片方はひたすらのどかな農地が続く。非常にヨーロッパ的眺めで、もう片方は崖っぷちの海。海の色も少し緑がかっていて綺麗な景色だった。この頂上で少し景色を楽しんでいたのだが、その間には、3組ほどしか同じところまでは来なかった。
頂上から帰りは違う道から行こうとしたのだが、少し行ったところで、これはもう来た場所に戻れない気がしたので、一度頂上まで引き返してから同じ道で下まで降りて行った。
この街には昼食を食べれる場所があまりなさそうだった。唯一見つけたのは浅草料理専門店がもう少しで開店しそうな位だった。どういうことかよくわからないけど。
なのでちゃんとした食事は諦めてダブリン中心地に戻り、スーパーでサンドイッチを買ってホテルで食べた。食事が弱い国への旅行でありがちなスーパーに行き、心臓発作が起こりそうになるといういつものイベントもこなした。
この軽食をとってから予約して行ったギネスビール博物館へ行った。時間指定で予約をしていたものの、かなり人が多くて、実際に入るまで少し時間がかかった。
建物の中はとても豪華だった。地上階をお土産屋さんから始まり、5、6階まで建物はあり、全てがギラギラとしたもはやテーマパークだった。わかりやすくは、あるもののギネス、ビール開発の工程もだいぶ簡易的なものになっており、エンジニアとしては若干説明不足と感じるところもあった。ただとにかく派手なので歩きもあるのは楽しかった。

ギネスビールのロゴにも使われているハープが飾られていた。このハープのデザインをアイルランドも使おうとしたのだが、ギネスにとられてしまっていたので、公共のロゴはこれの左右反転版となっているみたい。

入場チケットにギネスビールがいっぱい付いてくるので、一通り見終わった後に最上階の本来見晴らしが良いバーで注文した。全方向ガラス張りでダブリンな街が一望できるはずだったのだが、激しい雨が降っておりあまりよく見えなかった。ただギネスビールはおいしかったね。
博物館の中を見学しているときに、ちょくちょくビールを片手に歩き回ってる人たちがいたので、自分たちもできるかとバーにいる人に聞いてみたところ、当然できるだろみたいな反応された。なので、このビールを片手に下の階にあった良い感じの場所まで移動して飲んだ。
博物館のお土産屋さんでは、ピンバッチとトートバッグとビールを購入した。ビールはこの前ブリュッセルでお土産に買ってきたランビックと言うビールがギネスとコラボしてブレンドしてあるものだったので、面白かったから買ってきた。
ビール博物館を離れてからは再度スーパーで追加のサンドイッチを買い、さくっと食べてから昨日の夜にも行ったバーに舞い戻った。金曜日なので混雑が想定されていたが、それでもなお昨日あまりにも楽しかったのでまた行った。

この場所に金曜日でも戻ると言う選択はとても良かった。予想通りとんでもなく混んでおり人が溢れていたのだが、それはそれで盛り上がり感が出て良い。バンドのほうも昨日よりも人数が多くて、結果として音が大きく重厚感があったように感じた。
アイルランドのキルケニーから来たらしいおっちゃんは、音楽家の席に座り爆睡していた。途中でうとうとうと目が覚めたら、足をバタバタ鳴らして、音楽に参加していた。完全な酔っ払いなのだが、かなりきれいにリズムは合っていた。

ここが楽しすぎて、珍しく大して良いデザインでもない気がするのにバーのTシャツを購入してしまった。家に帰ってきてみたら、謎に丈が長かった。
4日目
ほとんど夜の帰りの飛行機なので、この最終日は、ダブリンの街を歩きまわった。とはいっても、街が小さすぎて特にやることもなかったので、ホテルでもらった地図に書いてあった博物館を覗きに行ってきた。無料で入れるみたいだったので。

この博物館は、アイルランドに関係したものがだった気がするが、何故か知らんけど、エジプトミイラがあったりした。この辺で出土した多くの保存状態の良いものは沼地で発見されたみたいなのだけれども、そこに沈んでいた人間とかも展示されていた。どういう仕組みなのかわからないけど、非常に保存状態が良くて変な感じだった。割と皮やさらには肉がしっかりミイラとは言わないような謎の形で保存されていて、リアルで怖かった。

ヨーロッパにたまにあるこの手のドーム上の天井ってかっこいいよね。

この日に本屋さんに行って買ったのだが、昔自分が小さくて可愛かった時に読んで泣いていた。幸せな王子様と言う物語を書いた。アイルランド出身の有名なオスカー。ワイルドの写真を撮ってきた。オスカーワイルド自体は知っていたのだけど、自分が読んでいた。この子供向けの絵本も、この人が書いたとは知らなかった。他にもこの人の本はいずれ読んでみたいね。

夜の飛行機前に少なくとも昼食は食べておきたかったので、パット目についた見た目がかっこいいと言うだけの店に入った。店内はガラガラで若干不穏だったが、少なくとも見た目はとてもかっこよかった。アイルランドのこのバー文化はとても楽しいね。男心に刺さるところがある。

自分はラム肉のミートボール、ワイフはタコス的な何かそして言われるがままにフライドポテトを注文した。美味しくはなかったが、悪くもなかった。

フライドポテトが提供されたときにビネガーも一緒に出てきたので、店員の兄ちゃんにこれは何使うのって聞いたら、ポテトにぶっかけるんやでと教わったのでやってみた。悪くは無いけど、合っているのかは全くわからない。よくよく考えてみると、ケチャップもほんとにフライドポテトに合っているのかはわからない。訳がわからなすぎて、これまでの常識も疑う羽目になってしまった。
進めてくれた兄ちゃんにどうやって聞かれたのでいい感じだよって答えたら帰る前にはボトルでお酢を買って帰れと言うわけのわからんことを言われた。

締めにアイリッシュコーヒーなるものを飲んでみた。思ったよりウイスキーが強くて顔が真っ赤になりました。わざわざ進んで飲む事はもうないだろうけど、それでも飲めてよかった。アイルランド人はお酒が好きだね。
街の中心から空港までは行きと同じように路線バスに乗って帰った。ガラガラだったので、2階席の1番前に座り街中を眺めながら帰ることができて楽しかった。
当然のように、フランクフルト空港からの電車は消し飛んだ遅延したりしたけど、何とか帰って来れてよかったね。