30 min プロジェクト,kpi 編 第 4 回.
今日,「最高の結果を出すKPIマネジメント」を読み終わったので,いくつかハイライトした点をまとめてみる.
最大のポイントは、事業をただ「数字」で見るだけではなく、「事業成功」の「鍵」を「数値目標」として見ること
自分にはこの視点が大事な気がする.「数字」を観察することが楽しいあまり,あくまでそれはツールであって,目標は「事業成功」. また,闇雲に kpi の最大 (小) 化を追い続けるのではなく,ちゃんと設定時のゴール・目標も考えておいて,不要な最適化をしないようにすることも大事.
TTP=「徹底的にパクる」 TTPS=「徹底的にパクって進化させる」
これは,リクルートの造語らしい.パクるのも結構難しいと思うが,自分より良くできている人の行動をパクってさらに「進化させる」のは非常に難易度が高そう.
この本の内容で自分が想像していた KPI マネジメントとの齟齬があったのを書き出すと,
- KGI を設定した後は,現状とのギャップの確認が重要で,
- KPI はそれを埋めることができるように設定する.
- KPI 一つ主義.KPI は事業・会社における “信号” なので複数あると事故る
- リアルタイムで観測できるような KPI を設定すべき
- 達成できなさそうなときの対応策,またその意思決定をする人を事前に明文化しておく.
この本では,著者が携わってきたプロジェクトの傾向的に,ソフトウェアをグロースさせるための KPI というよりも, 会社の利益を上げるために,営業・採用プロセスに関連する KPI が例として多く挙げられていた. なので,自分が KPI について調べ始めた当初の適応例からは外れはするものの,KPI の幅広い使い方 (むしろこっちが多数派か?) を知れる良い機会をくれた.
あと,これは全然本の本質と関係ないのだが気になったことがあった. 本の中で,利益を計算する時の式に,「割引額」という項目が当然の様に多数出現していた. 社会人経験がない自分には,to B のサービスを提供している会社が,顧客ごとに変動する割引をするのは普通のことである,というのは少し驚き.
このプロジェクトは,今日で 4 日目で,最初の予定では 5 日間で調査は完了して,次の 2 日で文書にまとめるということを計画していた. あと 1 日で何かしらまとめる利益のある内容になるかは分からないが最後までやってみよう. 締めの次回は,適当な問題をこの note 記事の様に自分で設定して,KPI を考えているということでもしてみるか. 問題の例をいくつか挙げて,今日は終わりとする.
- Ph.D. としてうまくやるための KPI
- 知識を獲得するための KPI
- 健康になるための KPI
- 自分のアウトプットを最大化するための KPI
- 人生における幸福 / well-being のための KPI
自分に関連する,興味があるものを問題にしたいが少し抽象的すぎるか,,,