ここ2週間,与えられた抽象的な課題に対して自分で文献調査をして,アプローチを考えて,実行して結果をまとめるということをしていて,高校時代の研究プロジェクトのことを思い出した.
自分がよっていた高校は国からサイエンスハイスクールの指定を受けていて,具体的にどんな恩恵を受けていたのかは知らないが,予算が組まれ,必要な機材を買ったり研修旅行に学生を派遣できたり,外部の研究者の講演が聞けるようになっていた.
自分は理数科所属だったので普通科のクラスと比較してこの恩恵を多く受けることができた.
理数科は普通科と比べてカリキュラムの設計レベルで差があったのだが,自分的に,またほとんどの理数科の生徒的に最も違ったのが,「研究」を行う授業が組み込まれていることであろう. この授業では,普通の高校生のシラバスでは教わらないよなことを教わった気がする.普通は教書でみるだけであろう機材を実際に使ってみたりした記憶がある.さらにその集大成とし,数人ごとのグループを作り,大まかなテーマを決め調査,実験してみてその結果を発表するというプロジェクトがどのくらいの時間をかけてやったのかは覚えていないが,一年近いスパンでやった気がする.
自分が所属していた班は熊本に遺産としてある川に加藤清正が建築した特殊なトンネル,川の堆積物を押し流す効果がある,を観察して,それの現代改良版を作るというものだった. 結果としてこの発表が発表会で一番をとり横浜まで理数科の全国大会まで発表しに行った.
続きは明日かく