8 月の 23 日にドイツに到着したので一ヶ月と少しが経過した。実際に博士課程を開始したのは1週間前からだがここらで少し感想をまとめておく。


やったこと

スーパーの探索

何度か短期間海外に住んで思ったのは意外と安定した食事を確保するのが大事であるということ。今回は渡航してから仕事が開始するまで時間が割とあったので生産性とかは考えずに最初の数日はこれだけ考えていた。

幸い住んでいるドイツのマンハイムは大きくはないがちゃんとした街なので、スーパーの選択肢はいくつかある。割とわかりやすく価格帯が分かれていて、その中でも割と高めなところで安定した。高めと言っても日本のスーパーと同じくらいかな。むしろ他が安い。

日本やその他アジアの食材や調味料を扱っている大きめのスーパーも発見したのは大きかった。基本的な調味料はもちろん、うどんやそうめんとかも日本で見かけるようなものが手に入る。白米も日本とほぼ同じ価格帯で存在する。

食事の安定化

また食事関連。日本の食材が手に入るとはいえ、多少値段は高いのでドイツの食生活に合わせる方向にした。最近はパンとサラダとパスタをひたすら食べている。なんか味の濃いものが食べたい時は肉屋のサンドイッチかケバブを食べる。


おきにのケバブ

散歩

マンハイムは近くにライン川が流れており河川敷を散歩するととても気持ちが良い。また芝生になっていてベンチとかに座って本を読むのも良い。

携帯接続

日本では普及していないが、ドイツではキャリアと契約しなくても、適当にプリペイドカード買ってチャージしたら携帯が使える。自分は大手スーパ Aldi が出しているものを使っている。安いしシンプルで良い。

銀行開設

N26 というヨーロッパで展開しているドイツ初のベンチャーのプロダクトで、ネットで銀行口座開設が完結する。

雇用契約

雇用主である大学に行ってたくさんの書類にサインした。ハンコではない。素直に自分のフルネームを丁寧に描いてサインとしたのだが、今思えばもっとサインっぽいガチャガチャした欧米っぽいやつにすればよかった。今更書き方を変えても良いのだろうか。

市民登録

外人としてマンハイム市に登録し住民票のようなものを入手した。このステップは不安だったのだが大学の人が完全に手配してくれたので全く問題なかった。英語も通じる。

家探し

今住んでいるところは大学の guesthouse で、半年までしか基本住まわせてくれない。生活が安定したら本格的に探そうと思っていたのだが、大学から学生が引っ越すので空くアパートがあるのだが興味はないか、と連絡してくれたので下見に行ってみたら良さそうだったのでそのままここで決まりそう。もはや探していない。日本人である、ということで優先して声をかけてくれたみたい。謎だがラッキーである。

研究

小さなアイディアを検証する実験をしたり、博士としての方針を考えるために文献読んだりしてるくらい。これはまた別の機会に書くかも。


困ったこと

クリティカルなものは今のところない。小さなことをいくつかあげる。

今の家が割と街の中心なので夜でも多少騒がしい。が、10pm 過ぎてうるさいって事はない。

マスク


誰もマスクはしていない。

街の人が全然屋外ではマスクをしていないのが最初は怖かった。が、もはやもう順応してしまいスーパーから出た瞬間にマスクを外すようになってしまった。

うんこ

日本より道に(多分犬の)うんこが落ちている。自分は携帯見ながら歩いたりしないので気づくのだが見つけて嬉しい気持ちにはならない。

友達

がいないので少し寂しい。が、毎日日本に電話しているし、週一では研究室メンバーとのランチ会があるのでまあ大丈夫。


楽しかったこと

落ち着いた生活をしているので困った事はないが逆に特別楽しいこともない。

散歩

やはり慣れない土地での散歩はどこであったとしても楽しい。特にライン川周辺は非常に良い。

研究

優秀な人がいるのでディスカッションは楽しい。が、多少焦りもする。


まとめ

家か大学にいることがほとんどなので正直日本にいた時とそこまで変わらん。一日家から出ない日の翌日とかは道で歩いている人らがアジア人でないことに驚いたりする。他に行ったことのあるメキシコやブラジルは色々違いすぎるのでこうはいかないだろうが、ドイツはヨーロッパとは言いつつも日本と割と生活感は近いのではないだろうか。

ネットフリックスと kindle と散歩で娯楽も完結してしまうし、google 翻訳は優秀、大学はみんな英語ペラペラで、スーパーやレストランでも必要な英語は通じる。が、街並みは完全にヨーロッパで全然日本とは違う。海外移住初心者としては良い国に来たな、という感じ。