探究型読書
by 編集工学研究所
Review: ★★★
概要
読書は情報の入力にも良いが,自分の思考を発展させるための土台として非常に便利である.
ハイライトとコメント
三冊棚のコンセプトをもとに、新たに空想の新書企画(目次を含む)を立案する
何かを調査する際の方法としてこれは面白い.少なくも空想の本の目次を作成することを想定すると読書の際にも情報抽出の精度が上がりそう.
「チーム力を高めるためには他者への傾聴が大事」とよく言われるんだけど、それじゃ足りないんですよね。意外とできないのが、自分の意見と他人の意見を積極的に関係づけること。
これは確かにそうかもしれない.そしてその鍛錬方法として能動的に読書をする,著者と対話するのは有効でありそう.
まとめ
「探究的」に読書するためのノウハウも入っているが,それよりもその心得が,自分がぼんやりと持っていたものを明確に言語化してくれた. 情報を抽出するための読書,では自分の意見(仮定)をしっかりもち,それを本の中にある著者の考えと対戦させることで,知識を得るだけでなく,自分の考えをさらにレベルアップさせることができる.