超約 ヨーロッパの歴史

by John Hirst

Review: ★★★★

ヨーロッパの歴史に関しては、せっかく住んでいるのにほぼ知らなく、ドイツに移住してから一年以上経つのに全然学習してこなかったので、一番簡潔にまとまっていそうな本を読んでみた。

ある程度の複雑さは想像していたのだが、それを余裕で上回ってきた。 この本自体はできるだけわかりやすく簡単に解説しようとしてくれているのだが、いかんせん登場人物、グループ、国家、宗教が多すぎて混乱することが多々あった。後一回は少なくとも読み直さないとこの混乱は改善しないだろう。

その混乱は残ったものの、この複雑さを体系的に知ることができただけでも読んだ価値はあった思っている。 やはり、これまでの歴史の中、ヨーロッパに存在した、している、いろんな集団が争ってきた中、とりあえず現状それっぽく EU がある程度機能しているという事実はやはりすごいことな気がする。