車輪の下
by ヘルマン・ヘッセ
Review: ★★★
タイトルは知っていたが、ドイツ語でもともと書かれた本とは知らなかった。 せっかくドイツにいるのでここで書かれた小説を読んでみようと「ドイツ 小説」でググった結果出てきたので読んでみた。
ドイツに移住してから日本とヨーロッパの教育構造の違いについてよく同僚と話をするが、この小説で主人公が苦しむ原因となった教育方針は日本で多くの人が通るそれと似ている気がした。日本の場合は選ばれた人間ではなくてもそれをほぼ強制的にしなくてはいけないのでシステムとしてより辛いものになっている気がするけれど。