1日目
実はバンコクから結構近いってことで念願のアンコールワットに行くためにカンボジアまで飛行機で飛んできた。
カップ麺にお湯を入れてくれる売店があったのでとんこつラーメンをキメた。
1時間ちょいで到着する。空港はめっちゃ新しい。入国にはビザが必要なので、事前にアプリで入力していた情報を提示し、何かしらの費用を払い、空港で入国時にビザを発行してもらう。想像していたよりもスムーズに進み、特に悩んだり詰まったりするところはなかった。
バスで街の中心まで移動した。バス停につくなり大量のトゥクトゥクドライバーたちに出迎えられ、ひたすら営業をかけられたが、どうにか無視しつつホテルまで徒歩で移動した。
すでにいい感じの時間だったので近くの食堂で夕飯にした。これはアモック。カレーみたいな感じ。日本人フレンドリーな味付けで食べやすい。
カンボジアのこのまちでもタピりつつハイキューを観てから明日に備えて就寝した。
2日目
昨日申し込んでいたご来光を見るというイベントを含んだ、アンコールワット遺跡群の遺跡の中心付近をいくつかまわる、っていうツアーに参加してきた。
ご来光。アンコールワットの後ろから太陽が出てくるので、いい感じに逆行になり、寺のシルエットだけが見えてカッコ良い。
時間が経つにつれて光が変化していて眺めているのだが楽しい。いつになったら完全に日が登ったっていうのかわからんが。
たくさんの人が、一番よく見える池後ろから寺を眺めている。のんびり勢は少し離れたところから見てたり、太陽崇拝勢はマットを敷いてヨガっぽいことをしていたりする。
日が出てから本堂への入場が解禁される。ツアーなので少し歴史の話をガイドから聞いてから入場した。
中はひたすら石造りの建造物が立っている。大きな一つの建物というよりは石の壁で囲われた中に、さらに塔が何個もあるように見える。結構自由に中は歩き回れて、これらの塔も登ることができるものがあり、上からは周囲のジャングルがよく見える。
中を見学してからはそのまま後ろ側に通り抜けて次の目的地に移動した。
次の場所は、トゥームレイダーの撮影にも使われたところ。アンコールワット本堂よりは規模が小さいのだが、自然に飲み込まれており、とんでもない雰囲気を醸し出している。この遺跡群一貫して、良くも悪くも人の手が近年ほとんど入っていないみたい。完全にぶっ壊れている建物もたくさんあり、それがジャングルに飲み込まれている。他の観光地だとこの規模になるとできるだけオリジナルの見た目にするように多くの手が入るのだろうが、そのままにされている。
石の寺を木がぶち抜いている。流石にこれには入ることができなかったが、できたとしても怖くて入らなかっただろう。
これらの建造物と融合している木のほとんどは同じ種類で、軽い木なのでどんな場所でもどんな体勢でもガンガン伸びるらしい。中はスポンジ形状になっているとのこと。
残っているかべ、木、崩れているブロック、独特の雰囲気がある。
人間の遺産が自然に飲み込まれているのを見るのは、その儚さを感じることができて非常に自分好み。
最後の目的地に移動した。 ミニバスでのグループ移動で、車内は冷房が効いているし、戻るたびに冷えた水のボトルをもらえるので快適だった。
実はこの最後の場所が一番カッコよかった。顔が頂上に彫り込まれた塔がたくさん立体的に並んでおり、中はそして迷路になっている。ゼルダだったらこの建物全体が巨大な敵として動き出しても全然驚かない。
早朝からのツアーだったので昼過ぎに解散したのだが、それからはホテルで一眠りし、
アンジェリーナジョリーも来たというバーでいっぱいひっかけてからまた明日のツアーに備えて、タピオカドリンクを最後に飲んでから就寝した。
2日目
昨日とはまた違うツアーに参加して遺跡巡り二日めを開始した。今日は、ラピュタのシーンに似ていると言われている、アンコールワットのメインのエリアから少し離れたところにある遺跡を見学してきた。 昨日と同じくこのツアーもミニバスで移動で水をこまめにくれて快適だった。参加者も我々とあと1人韓国人の男の子。
遺跡の入り口はこんな感じ。めっちゃ破壊されており元々どんな感じだったか全然わからん。特に説明が周りにあったりするわけでもなく、ガイドがおらんかったら何が何だかわからない状態。
中に入っていっても大部分は崩れている。足場が崩れた石でほとんどないので、エリア内の移動は少し浮いたとこにかかっている木でできた橋の上を歩く感じ。
写真だとエリア全体の雰囲気がいまいち感じ辛いのだが、たくさんの崩れた遺跡、それを飲み込んでいる自然、たまにしっかり残っている建物、これは世界観は完全にラピュタだった。 ラピュタが公開された時、地雷がまだ埋まっていた関係で、このエリアには入れなかったので、宮崎がここまで見にきて参考にしたとは考えずらいが、これはもやは聖地巡礼したと言っていいのでは。
なんでこうなったのか全然わからん木が生えている。観光のために作られた新めの道もいずれ飲み込まれていくのかな。
特に気に入った場所。映画の最後に、城がブロッコリー化して宇宙に飛んでいくシーンに似ている。
しばらく探索し、ガイド氏にたくさん写真を撮ってもらってから、ラピュタ遺跡を後にして次に移動した。
小さめのエリアで、主にこの三つの塔があるだけなのだが、ここもかなり雰囲気があって好みだった。一番右の塔に関しては、綺麗に木が覆うように飲み込んでいる。
ここでは、おそらく結婚式の写真を現地人っぽい人らが写真クルーを引き連れ撮っていた。くっそ暑いので大変そうではあるが、綺麗なウェディングフォトが撮れそうだね。
この場所の次にはまたバスで移動して、ピラミッドを見にいった。どんなものかと楽しみにしていたら、想像以上にピラミッドでびっくりした。メキシコで見てきたのとかなり似ている。 なんでみんな同じ発想に行き着くのか不思議でしかない。
上まで登れるようになっており、クソ暑い中困難だったが上まで行ったら周囲のジャングルがパノラマで見れて素晴らしい景色。一面緑になっている景色は初めてなのではなかろうか。アンコールワット遺跡群はこのジャングルの中にたくさんの遺跡が点在しており、バスでも中心から端っこの有名な遺跡まで2時間くらいかかるほど広い。
ピラミッド遺跡の近くにはゾウの石像がある寺があり可愛かった。
ツアーは快適に終了したのだが、最後に、ガイド氏から強制的に星五つのレビューを書かされたのは少し面白かった。レビューの意味とは、と思ったけど、星五つかは置いておいて、実際に良いツアーだったのでよしとしよう。
街に戻ってからは、もはやこれで三度目くらいになる、ロック・ラックを夕飯として食べた。牛肉を焼いたもので、それを、胡椒とレモンの効いたタレにつけて食べる。シンプルだが結構美味しい。
3日目
一昨日のアンコールワット遺跡ツアーでは朝日は見れたのだが、本堂の見学が結構急足だったので、最終日、飛行機でタイに戻る前に、ホテルにお願いし、トゥクトゥクをチャーターしてもらい
朝の四時半くらいにホテルの前にトゥクトゥク運転手のおっちゃんが待ってくれていたので、支払いはホテルで済んでいるので、乗り込むとすぐにアンコールワットの入り口まで連れていってくれる。真っ暗な森の中をガンガン進んでいくので結構怖い。バンコクで乗ったのより、ゆっくりめかつ他に交通が少ないのであれよりはマシだったが、ヨーロッパとか日本でこれがメジャーな乗り物になることはないな、と再確認。
一昨日よりも少しだけ早い時間に着いたので、完全にくらい時間から寺を眺めることができた。たくさんの観光客と同じ方向に、これを眺めるのは、神秘的かつ儀式的でなんか良いよね。富士山でのご来光はまた機会があったらやってみてもいいのかもしれない。
寺の外廊にいい感じに光が差しており、ここで光を眺め、写真を撮ったりしてしばらく時間を使った。
7時くらいにはトゥクトゥクと合流する必要があったので最後少し走ったが、それでも十分楽しめた。タイに戻る日に中が強行で入れたプランだがやってよかった。
帰りも同じおっちゃんが連れて帰ってくれるので安心。ヘルメットには謎の日本企業の名前が。
ホテルに戻ってから朝食。ビュッフェなのだが、お願いしてからその場で用意してくれる優しい味の麺があったのが最高。
昨日のツアー会社がホテルから空港までの送り迎えのサービスもしていたので、それを依頼しており、昼頃にはホテルを出て空港へ移動した。シャトルバスを想定していたのだが、自家用車で乗っていたのは我々だけだった。なんか申し訳ない気はしたが、安く、快適だったよでありがたい。
雨に降られることも想定していたのだが、一貫して天気が良く、ひたすら快適に楽しく回れたのは非常に大きかった。この時期はタイも含めて雨季みたいなのだが、なんか幸運が続いている。
まとめ
小さい時から行ってみたかったアンコールワット今回行けて非常に嬉しかったし、期待に完全以上に応えてきて満足だった。もはやいずれまた来てみたいし、この辺アジアの他の遺跡もまた訪問してみたいと思った。また、ツアーに参加してガイドの話から、国の大変な話や貧しさとかも聞け、アジアエリアの歴史、もう少し体系的に調べてみたいと思った。