1 日目
ローマからナポリに移動する日。
朝ホテルをチェックアウトしてから30分ほどトラムに乗りマリトッツォで有名な店に行ってきた。
たくさんの環境客がいる数注文がわかりづらかったが、何とかマリトッツォと謎の甘いやつとエスプレッソとカプチーノ手に入れ、ラクトースの薬を2錠飲み食べ切った。隣に座っていたフランス人の女の子が鳩爆弾を食っていたが、ほぼ何もなかったように振る舞っておりさすがとなった。何か楽しい気持ちになり、この店オリジナルのTシャツを1枚なぜか買ってしまった。
この後はかわいいと言われているエリアに行ってきた。確かに、古着屋や少しおしゃれな雑貨屋などがありいい感じだった。
ここをぐるっと見てからは歩いてマーケットに行き、ランチとしてカルボナーラを注文した10分でできると言われたが、20分結局かかった結果歩きながらさらにはトラムの中でもそれを食べ続けることになった。同僚に確認したところ、イタリアでこれは社会的に問題は無いみたい。ナポリに移動する。電車の時間が結構ギリギリぽかったので、アプリでタクシーを呼んでホテルから中央駅までは移動した。
ナポリへの電車は1時間ちょいで快適に移動できて、半分ぐらいの時間は寝ていた。途中でイタリア人夫婦が誰かと電話で話しながら、それと同時にハンドジェスチャーを使いつつ、夫婦間で文句を言い合っていたのが面白かった。
ナポリ中央駅からは地下鉄に乗ってホテルまで移動した。最初は少しびびっていたが、電車はかなり広いし、駅もきれいな感じで何の問題もなく移動ができた。
宿は思っていた5倍広かった。フロア貸し切る形でトータルで寝室が5つ。それに広めのバルコニーとダイニングキッチンがついている感じ。バルコニーからは博物館や大量の車が流れている道が見えたりしてかなり良い感じ。
多くのメンバーが合流してからは街の中心に近づき夕食を食べようとした。最初に行こうとしていたところは、なんかパリピっぽい感じで夕食を食べれる感じではなかったので、ナポリ風ラグーを出すレストランに切り替えた。ナポリ風ボロネーゼソースを頼んだのだが、完全に日本のハヤシライスの味でびっくりした。このソースがご飯に載ってたらイタリアで食べていると思わなかっただろう。
夕飯の店から出たら、外がカオスになっていた。
ナポリはずっと若者がたくさんいて、ひたすら賑やかだった。
夕飯を食べてからは宿に戻り、ビールを買い、紙になものの名前を書き合体に当ててそれを当て合いっこするゲームをした。就寝時間はなんだかんだで夜中の3時になりそうだが、明日は朝の70時半から移動開始するみたい。
2 日目
この日はナポリの街中を観光して歩いた。朝食はカフェに行き、甘いものをたくさん食べ、それから街中の修道院を訪れた。
謎にスフィンクスが置いてあった。
ナポリの街の中心をぐるぐる歩いていたのだが、やはりヨーロッパと言うよりもメキシコ間の方が強かった。道はボロボロ。建物もボロボロ。そこをボロボロの車とオートバイが爆走していく。
この日の昼食は、ナポリでも非常に有名らしい。ピザ屋に行ってきた。店の前にはたくさんの人が並んでおり、整理券を受け取ったがだいぶ時間がかかりそうな雰囲気だった。けど、雑談したりスプリッツを飲んでいたりしたら、意外とすぐに自分たちの番が来た9人のグループだったので、2つのテーブルに分かれてしまったが、このレベルの有名点で座れたのはラッキーだった。
基本の4種類しか提供していない。ヨーロッパにしては珍しいストイックなレストランだった。みんなはマルゲリータだったが、自分はチーズの種類が違うものを注文してみた。ピザはピザだったのだが、その完成度は高く、美味しかったワイフが頼んだ。ピザの半分も食べたので、とんでもなく満腹になった。
昼を食べた後は、キリスト教系の置物がたくさん売ってある店が立ち並ぶ道を歩いてみた。非キリスト教信者的には、まぁまぁ不気味な可能性のあるところだったが、この街のガチャガチャ度合いのせいで、何か愉快な感じになっていた。
少し待ちを歩いた後はいつ来るか分からないので、乗るのに少し苦労した。バスに乗り海辺場で移動した。
のんびりアイスを食べたり海辺の港町を少し散歩したりしてのんびり過ごした。夕飯は予約してあり、それまで時間が少しあったので、海辺のバーに座りリモチェッロを飲んだりした。
移動する時間になったらだいぶ暗くなっており、良い感じの夜景が見れた。イタリア人同僚が案内していてくれたとは言え前評判とは少し印象が違くナポリは、夜でも大通りならまあまあ歩きやすい感じだった
レストランへの移動中にいい感じのアーケードを通り抜けた。
ワイフの誕生日ということで、海鮮レストランにみんなで来た。本場イタリアで初めてアクアパッツァを食べてみた。自分らが日本でやっていた時のものと基本は同じだった。これに加えて、マグロのカルパッチョも頼んだのだが、久しぶりの生魚がうますぎてリピートした。やはり海鮮は肉よりも優れている。
夕飯はやはりジェラートで閉めた。
3 日目
この旅行中ひたすら天気が良かった。
この日は元から予定していたヴェズビオ火山のハイキングとポンペイに行く日。朝から有志で集まって、家の近くの店で甘い朝食を入手してきた。今回の旅行中このリコッタチーズがぶち込まれたサクサクしたレイヤーになっているお菓子を何度か食べたが、これはとてもおいしかった。ほぼ1日使うようなバスを移動手段としたガイドのついたツアーなのでそれの集合である中央駅に行くところまでは自分たちで行く必要があったが、それ以降は何も考えずに利用することができてよかった。この日まさかの中央駅に行くまでの電車に乗るために、ホテルの最寄りの駅に行ったところ、使おうとしていた、電車が止まっていてしまったので、少しパニックになったが、何とか他の線で移動することができた。
当然、火山までの移動のバスの中では酔わないように酔い止めを飲んでいたのだが、かなり揺れたのでこれは正解だった。日本に行った時はあまり飲むことがなかったのだが、これはもう完全に依存してしまっている。もし日本で通勤とか始めた日には日常的に飲んでしまいそうで怖い。火山のハイキングコースの最初の辺にはこんな感じのトカゲがたくさんいて可愛かった。
ハイキングとはいっても、1、2時間で加工まで行って帰ってようなルートだった。加工はこの写真みたいな感じで特に溶岩がぐつぐつしているようなところではないが、山の上から下の景色が見れたりして気持ちが良い散歩だった。残念ながら山上に着いたときには雲が出てしまい、あまり街の様子を見ることができなかったが、雨が降らなかっただけ良かったとしよう。
何かいい感じの花の写真が撮れたので、白黒にしてみた。
このハイキングの後には、ガイド付きツアーあるあるであるなどのお土産屋に連れて行かれ、異常にテンションの高いイタリア人のおっちゃんからリモンチェッロとチーズを掛け合わせた独自のドリンクをものすごい勢いでプレゼンテーションされた。一緒に行った友人の何人かは、完全に勢いに飲まれ購入していた。
この土産物屋さんに寄った後には、昼食のためにピザ屋に連れて行かれた。雑な料理が出てくると思ったが、ピザは普通においしかったのでよかった。
そこからは今回の旅行で楽しみにしていたメインアトラクションのうちの1つであるポンペイに移動した。正直、歴史的な経緯を事前に学習しなかったのだが、大昔に栄えていた都市が、火山の噴火により飲み込まれ非常に良い状態で保存されていることで有名な観光地。
たくさんの人が写真を撮っていた古代人のちんぽの落書き。
こんな感じで、人間が火山の噴火で化石化したものが展示されていたりする。どの化石の人も、割と苦しんでいそうで辛かっただろうなという感じ。それをたくさんの観光客が取り囲んで、写真を撮ったりしてるのも、なかなか異常な光景だった。
古代の娼館もあり、そこにはこんな感じの壁画がたくさん書いてあり、それをたくさんの人が写真を撮っていた。ここでたくさんの写真を撮るのは別にそこまで変では無いね。
こんな感じで、街の遺跡の間からさっきハイキングしていた火山がいい感じに見える。日本人のバイアスもあり、富士山までとは言わないが、非常に貫禄のある山だった。
なかなか気温が高い中でのハイキングと遺跡探索だったのでこのツアーが終わった夕方には、自分を含めたみんながまあまあ疲れていた。
この週には自分のワイフの他にももう1人誕生日があるメンバーがいたので、その人のためにその人が好きなピザ屋に行ってきた。ここもナポリの中では非常に有名なレストランらしく予約をしないと入れないみたい。昨日行ったピザ屋とは違って、いろんな材料が載った凝った感じのピザがたくさんあった。食の細いアジア勢で何枚かのピザを共有しながら食べたのだが、その中ではカプリチョーザが特においしかった。アーティチョークを含めたいろんなものが載っていて食べていて楽しい。
みんなまあまあ疲れていたのだが、食事後には少し海の方まで散歩してみた。ちょうどいいレベルの街の明かりが見えて良い夜景。
ここまでは順調だったのだが、この予定スポットが少し宿から離れており、そこまで戻るのが結構大変だった。ナポリは想像していたよりも動きやすい街だったのだが、バスがともかく予測不可能でこの日も上手く乗ることができなかった。アプリ上ではこの夜景の地点から近いバス停にすぐバスが来るはずだったのだが、しばらくも待っても来なかったし、ようやく来たと思ったら回送になっておりその中には全くなぜか理解できないが、同じような見た目の男たちがたくさん乗っており、今まで見た中で最も異常な乗り物だった。当然このバスに乗り込む事はなく、何人かは絶望的に疲れていたものの、宿まで40分ほどかけて歩いて帰った。
絶望パンダ。
4 日目
昨日のハイキングに引き続き今日も盛りだくさんの1日だった。これも前もって予約していたのだが、自分的にはこの日が1番楽しみだった。内容としてはナポリから船に乗り込み、アマルフィ海岸をクルーズして回ると言うもの。これまでの自分の生活からは、想像ができないほどバチくそ贅沢な行程だった。
自分たちのグループが9人で、船には合計で15人ほど乗っていたので、運転手とかを考慮したら、ほぼプライベートなツアーだった。この小型な船できれいな港を巡るので、その眺めを生海側の特等席から見ることができて素晴らしかった。港は有名なアマルフィとポジターノに行ってきた。日本ではアマルフィの方が有名で、実際に歴史的な経緯としてはこちらの方が重要みたいなのだが、眺めは圧倒的にポジターノの方が綺麗だった。建物がよりカラフルで詰まっている感じがした。それぞれの港に、船は停泊してくれて、1、2時間そこを探索することができた。
これはアマルフィにある教会。ここでみんなで買って食べた。レモンケーキが結構おいしかった。
こちらは、ポジターノの崖沿いを少し登ったところからの眺め。
人はまあまあ多かったのだが、全然歩きやすかった。
港による前後に砂浜からではなく、船から直接海に飛び込むってことをやったのだけど、おそらくこれは初めての経験だった。最近全然泳いでいなかったことを考えると、全く足がつかないところで、いきなり水に入るのはなかなかの攻めだったが、水の中は暖かかったし、波も割と穏やかだったので楽しかった。船の上でもひたすらビールとかを渡されるし、ポテチもあり、ラグジュアリーな体験だった。割と小さな船だったと思うのだが、かなりの速度でピーク時には動くので、その迫力も楽しく、最初から最後まで飽きる事はなかった。
ナポリに帰ってきてからは、いい感じのおっちゃんが対応してくれるレストランで夕飯を食べた。海鮮食べれたし、雰囲気も良かったので夕飯まで含め最高の1日だった。
5 日目
この日は、特に、大きな予定は立てていなくて、各好きに街を探索していいって言う日だった。
朝早めの時間から探索に出た人らもいたが、自分らは洗濯をしたりしつつ、昼少し前から行動を開始した。まず少し高級目のエリアに行き、カフェで小休憩してから他の人らとも合流し昼食をとった。前菜を何個か頼みみんなで共有しつつ、自分は本日の魚を注文した。結局など魚だったのかよくわからなかったが、魚の味がしておいしかった。
この方向に魚が切られてるのはあんまり日本じゃないよね。
昼食後、何人かはまたカフェに戻るって言っていたので、自分らがこのエリアを少し探索してからこの辺の有名な観光地である、少し小高になっている城を見に行った。
城自体はまあ要塞って感じだったのだが、
海と街が見える眺めが素晴らしかった。
え?
昔は武器を出して戦っていたであろう。ポイントも今ではいい感じのフォトスポットになっている。
先日戻ってきた山と船で爆走した海が同時に見える。
この城の上で眺めを楽しみつつ、カフェに行っていった。合流し、街の真ん中に戻った。
昔ナポリのチームでプレイしたこともあり、この街では神として崇められている。マラドーナが祀られているエリア。ここはがっつり観光地なのだが、周りはなかなかローカルな感じでボロボロのオートバイが爆走していたり不思議な感じ。
まあまあ胃袋が限界だったこともあり、夕飯はレストランに行ったりはせず、油で揚げられたピザを少しかじりつつ、スーパーでつまみを買い、宿でワインを飲んだりビールを飲んだりした。最終日らしいいい感じの晩餐だった。
ナポリは想像していたよりもカオスだったが想像していたよりも歩きやすかった。おそらく自分がここに住む事は不可能だろうが、また機会があったら遊びに行きたいと思える位楽しかった。そして何よりも食に関してあまり心配することがないというのが久しぶりで、この感覚の価値を再確認した。いろいろなものを食べたが平均してどれもおいしかったし、どこに行っても海鮮が手に入るのは素晴らしい。