1 日目

パロス島の最終日。この日は、朝からコーラを飲んで、荷物をまとめてから、割とすぐにフェリーに乗って島を立った。

フェリーの乗客がかなりたくさんいそうで(これは前日二日間、強風の影響で、船が出ていなかったこともありそう)舟着き場にもたくさんの人が待っていた。2つの列からどちらに並ぶか選ぶことができたのだが、前に行けそうな方な列を選んだ結果、おそらく案内係の人のミスに巻き込まれ乗船は最後になった。一緒の列に並んでいたおじちゃんは、おそらくギリシャ語で係の兄ちゃんにブチ切れていた。まぁ船に置いていかれなかっただけよかったとする。

船に乗り込んでからは、割とすぐに出発した。かなりでかい船でどれぐらい乗っているかわからなかったが、たくさんの人が触れのお尻の方から離れていく島の写真を撮っていた。

豪華な船とは言わないが、船の中で数カ所で軽食や飲み物を買うところがある。

もちろん酔うのが怖かったので、お酒を飲んだりはしなかったが、乗船前に飲んでいた。酔い止めのおかげで気持ち悪くなる事はなかった。ただ薬を飲んでいたとしても、若干揺れを脳の嫌なところで感じたので、飲んでいなかったら積んでいた気がする。

最初は、船の内側(船の中ではないが、海際ではないエリア)に座っていたが、そこから2階席を移動し、最終的には船の1番上の階で常に海が見える席に昇格することができた。最初のエリアはなぜか知らんが、喫煙者が異常に多く気持ち悪くなりそうだったのでよかった。船上くらい禁煙にしてくれても良い気がするのだが。この最後のエリアは、海に近いのは良いが、強風にさらされその風に乗っかった海のしぶきがかかる、まあまあワイルドなところだった。疲れていたこともあり、椅子に座ったまま、強風を受けながら、水を食らいながらしばらく寝落ちした。

船の横にはだいぶ水に近いグループ用の席があったりもする。終始水を食らいながら、ここで微動だにせず座っているかっこいい姉ちゃんがいた。

4、5時間位の移動で無事にアテネに着くことができた。こんなに大きい船での移動は初めてだったが、席が安定してからは割と、快適に移動することができた。

船に到着してからも想像よりもはるかに落ち着いている。地下鉄に乗り宿の近くまで移動ができた。そんなに荷物が多かったわけではないが、地下鉄で席を代わってくれた兄ちゃんが降り非常に助かった。この兄ちゃん降りる駅が近いから変わってくれたのかと思ったが、自分たちが降りるときにも、まだ立っていた。ただただ優しいやつだった。 ホテルの屋上に入ることができるようになって、そこからポリスを見ることができる。結構建物に遮られるのだが、それでもいい感じだね。

到着した時間がまあまあ遅かったので、街中を少し通りながら予定していた場所で夕飯を取った。自分がドイツで住んでいるところで何度かギリシャ料理を食べたことがあるのだが、その体験が悪すぎたが言え、ギリシャ料理はまずいと思っていたのだが初っ端からとてもびっくりする位おいしかった。この写真は牛のレバーのステーキ。オレガノとレモンで味付けがしてあって、かなりうまかった。

当然海鮮も注文して、これはいかがグリルされたのに、イカスミを使ったソースが付いているもの。これもまたおいしかった。

レストランの人に夜でも楽しく歩ける散歩道を教えてもらったので、少し街中をぐるっとして帰った。アテネは少し治安が心配なところもあったのだが、実際に通りを歩いてみると観光客は結構多いし、遅い時間でも空いてる店が多いので、間違ったところ歩かなければ割と気軽に探索することができる。街中にはバーがたくさんあり、たくさんの人がガヤガヤしていた。この写真は昼間撮ったホテルのルーフトップからの夜の写真。

ナポリもそうだったのだが、アテネも最初からかなり楽しそうな印象が強かった。

2 日目

アテネ2日目は、ヨーロッパの中でもトップクラスに有名なアクロポリスを見に行ってきた。これはそこまでの道中で撮った写真なのだが、アテネには全然知らなかったのだけど、とんでもない位傾斜が急な坂がめちゃめちゃたくさんある。リズボンもかなりすごかったのだけどおそらくそれよりも険しい。ものすごい坂の上にものすごいボロボロな車が駐車してあり、当然、坂道、発進をする際は、がっつり後ろに下がる。ナポリほどではないが、車には気をつける必要がある街だった。 アクロポリスに向かう途中に通った公園からの眺め。道が結構街中狭いので、どこからでも見えると言うわけでは、建物に遮られるのでないが、少し広いとこに出るとよく見える。だいぶ離れていても、このサイズで見えるのはそのでかさを物語っているね。

朝のコーヒーがまだだったので、ヨーロピアンコーヒートリップマップで赤いピンになっている。カフェに行ってみた。ブダペストで行った。赤いピンがめちゃめちゃ良かったので、それと比べると割と普通かなという感じだが、まあ悪くなかった。店名はめちゃめちゃかっこいい知らなかったが、Ubuntuはアフリカ語で何かかっこいい意味があるぽかった。

Acropolisの入り口は人がたくさんいたり、観光バスがいっぱい止まっていたりとまあまあ混乱しそうな感じだったが、早い段階で並ぶべき列を見つけることができたので、すんなりと入場することができた。入ってから、しばらく結構急かつ滑りそうな階段を上って、頂上の祭壇エリアに入ることができる。この写真はその入り口の門をしたから撮ったもの。真ん中の建物が1番大きいので、これはそれに比べたらだいぶ小さいので、それでもだいぶ大きく見える。

こちらが本体。写真からはなかなか伝わりづらいが、実物はかなりでかい。これが建てられた時代にこれだけの大きさの建物を立てるのはかなり難しかったみたい。この大きさの建物を石で作るために複雑なエンジニアリングが必要だったらしい。重さをサポートするためにまっすぐ見える石の柱も実はまっすぐではないとの事。 このエリア自体がまあまあそり立っている山の上にあるので端っこまで行くと、こんな感じで崖になっている。

日差しが結構強かったので、木陰でしばらく休んでいたら、イギリスの人からあんたの日本人やんなと英語で話しかけられた。最近日本に行ってきて楽しかったやでと言う話を聞いた。今回の旅行でもいろいろあったが、やはり日本の人気は高いみたいだね。 

ちょくちょくこのエリアでは修復しようとしている人たちがいたが、だいぶ崩壊の後であろう。岩が周りでごろごろ転がっており、相当長い修復作業になることが簡単に想像がつく。

入り口の門の柱がだいぶだるま落とし的にずれていたが、これは大丈夫なんだろうか。

中央の祭壇エリアから少し降りたところにはこんな感じの劇場がある。中央のステージには大道具が置いてあり、もしかしたら近いうちここで実際にイベントが行われるのだろう。当然屋根がないので、日本では絶対にこんなところでイベントができないだろうね。今回のこの2週間の旅行の間、全く雨は降らなかったし、降りそうなそぶりすらなかった。農業的には大変なんだろうが、観光的にはありがたいね。

中央から出て少し離れるとアクロポリスがいい感じに見える。高台があったのでそちらにも軽く登ってみた。ここからでもかなりきれいに見えるんだけど、やはりあの大きさは真下まで行かないとわからない。自分たちが行ける日程でチケットが取れてちゃんと中に入れてよかったね。このエリアで真っ赤なドレスを着た日本人がいた。

アテネでやらなきゃいけなかったことの1つがこれ。ギリシャ出身の同僚からお勧めされていた、冷たいチョコレートドリンク。今一どんなものか想像がついていなかったし、どこで手に入るかもわからなかったのだが、適当に休憩がてら入った店で普通に提供されていた。飲んでみるともしかしたら日本で飲んだこともあるようなアイスココア的な感じでおいしかった。結局、この三日間のアテネの中で、何度か飲んだ。

バキバキの観光地エリアを少し歩いてからは同じ同僚から進められていた。レストランに向かうために、街の中心から歩いて割と離れたレストランのエリアまで来ると、だいぶ観光客はいなくなり、歩いてる人のほとんどは現地の人っぽくなった。お勧めされていたレストランを外から見ると、いかついおっちゃんが8人位いるだけの店で少し怖かったがお勧めされているし、ここまでせっかく歩いてきたので、勇気を振り絞って入ってみた。

ワンチャン英語が伝わらないと思っていたが、最初に対応してくれた。お姉ちゃんは普通に英語対応してくれた。ただ注文が決まらずうだうだしているうちにそのお姉ちゃんがシフトが終わったっぽくて帰っていっちゃってからは少し焦った。代わりに対応してくれたおっちゃんは、英語はほぼ伝わらなかったものの、優しく対応してくれたのでよかった。

注文したのは、おそらく豚バラを焼いたもの、レバーのステーキ、巨大ししとうのグリル。これにワインとビールをつけた。どれもとてもおいしかった。ご飯はなかったものの三角食べがこれで成立した。特に自分はししとうが1番好きだった。こんなにでかいものを見た事はないが全然あり。普通に食事だけでも充分満足だったし、値段安かったので非常に満足と言っていたところ、おっちゃんが2人分蜂蜜が染み込んだスポンジケーキを出してくれて大満足。街の中心から離れていたし、少し怖かったが入って正解だった。もしアテネにまた来たらまたきたいね。

古のオリンピック会場。 日中に飲んだチョコドリがかなり美味かったのでスーパーで文字を読めなかったのだが、それっぽいものを買ってみた。結果おそらく同じものだった。店で飲んだものの方がうまかった。気がするが充分。

3 日目

今日は旅行最終日。アクロポリスをいい感じに眺めることができると言う。高台に朝から行った。よく言及されるポイントぽかったけど、いざ行ってみると、道を少し外れてしまったせいか、公園のわけのわからん崖に到着したりした。

昨日もたくさん見かけたの中。アテネには、なぜか松の木が大量に生えており、松ぼっくりがいたるところになっていたり落ちていたりする。心なしか日本の物よりも松ぼっくりが大きい気がする。

この公園、野生で歩いていてはいけないレベルの巨大な亀が、割と何匹ものそのそ歩いている。ぱっと見動きがかなり遅そうなのだが、当然早くは無いのだが、見た目よりは早く移動するし、人間が近づくと、さっと頭を隠す。この速度でしか移動できないなら、こんな強そうな甲羅をつけているのは納得だよね。この亀を見たときに、昔自分が小学生位の時に家の近くの公園で、人間が乗れそうなレベルの亀を散歩させている人がいたのを思い出した。あの亀はまだ生きているのだろうか。

トラッキングルートの最後に行くと、まあまあな高台からAcropolisやアテネの街を見ることができる。

高台から外科に戻ってからは少し時間は早かったが、今日は残りはひたすら移動で食事をする時間がなさそう。かつこれが最後のうまい飯を食う機会とのことで初日に行ったレストランで早めの昼食をとった。牛のレバーはリピートしつつ、それにショートパスタが海鮮盛り合わせされているものと、3種のキノコの盛り合わせに蜂蜜のソースがかかっているものを注文した。前のはわかっていたのだが、ちょっと適当に頼んだ。この蜂蜜がついた。キノコもおいしかった。キノコと蜂蜜を一緒に食べたことをおそらく今までないのだが実は意外と合う。イタリアもギリシャも両方なのだが、キノコからしっかりと味がしていいよね。ドイツのキノコはあまり味がしない気がする。きのこに限ったことでは無いのだが。 早めの昼食で腹はいっぱいだったのだが、旅行最後の1杯ということで、アイスチョコレートドリンクをいい感じのコーヒースタンドで注文してみた。ちょっとおしゃれかつさらにこのドリンクがおいしかったので、いちかばちか店のおっちゃんにこの粉を家でも作りたいのだが、売ってくれないかと聞いてみたら、おっちゃんはわかってくれなかったの。だが、上恋間のある兄ちゃんが翻訳をしてくれて、結果として粉を買うことができた。本来持ち帰り用に売っているものかわからないので、ぼったくられたりする可能性もあると思っていたが、結構良心的な値段で売ってくれたと思う。聞かれたので日本から来ていると答えたら日本には行ってみたいが、1週間とかじゃなく長期で行きたいのでタイミングを見計らっている的なことを言っていた。粉を紙袋に入れてもらい、レシピを教えてもらい、お金を払いこの店を離れた。

まとめ

はじめてのギリシャはとてもとても楽しかった。パロスでの割とのんびりした旅行とビーチでの踏み遊び、アテネでの町歩き、食事、歴史遺跡巡りも素晴らしかった。前評判からアテネは治安を少し心配していたが、(当然ドイツとかよりは不安定なのだろうが)特に問題もなく、楽しく移動することもできた。ギリシャの島遊びとアテネまた機会があったらやりたいね。