朝から軽く走ってきた。

朝から走った褒美としても、出ラボ途中にガチっぽいコーヒーショップでブラックコーヒーを買ってみた。

昼には複数グループ合同のオンラインポスターセッションがあり、今月作業していたプロジェクトの進捗を他の学生、ポスドク、教授らに説明した。 あまり発表練習をせずに望んでしまったのだが、一応情報は伝わったみたいなのでよかった。 有用なコメントをもらえたのもよかったし、英語で発表する練習の機会としてもよかった。 もらったコメントから、この方向性は悪くはなさそうという印象を得れたのもまたモチベーション維持としてよかった。

学食食べながら、コーヒー飲みながら、またそれから少し、言語が本質的にはらんでいる一定のグループに対しての排他性に関しての現状を同僚から説明してもらった。イタリア人の同僚なのでイタリア語を例に説明してくれた。 イタリア語はもともと性の概念があり、男性系単語はは i で終わり、女性系は e でおわる、という性質がある。 例えば students をイタリア語で言おうとすると、対象のグループに男の学生しかいない場合には “studenti” 、女学生しかいない場合には “studentesse” で、男女混ざっている場合には男性版の “studenti” を使う。 だが、これをしてしまうと、混ざったグループにいる女学生、または、男女の枠に当てはまらない人を排他してしまう。 なので最近の流れとして、どちらでもない “studentə” を代わりに使おうというものがあるらしい。(参考 (google 翻訳使えば読める))

実際に、non-binary の人らが、現状の binary ベースの言語使用法に対して違和感を感じているとの意見があるみたいなので、たとえ言語は変更を加えることが非常に困難であったとしても、悲しんでいる人の数を少しでも減らすためにこのような運動をすることには意義があるとは思う。 もちろん、より優先度が高い問題は社会にはたくさんあるだろうが、どんな問題が優先度が高いか、ってのは主観、時代の流れ、ある種のマーケティング、により日々変動するものなので、今注目を集めている問題に対して人々が認識を持つことが重要であろう。