入門者向けってわけではなく、自分が入門するために調べたものをここに残す。
ネトフリで、アートオブデザインというシリーズを見て、一話目がドイツ人のモダンアーティストに関してだったので少し興味を持った。 なんかドイツ、特にベルリンはモダンアートが熱いみたいなので、そのうちベルリンは行くだろうし、その前段階として基本的な情報を集めてみる。
定義
Wikipedia からかいつまみ。
- 日本語では、現代美術 or コンテンポラリー・アート
- 第二次世界大戦以降の美術
- それ以前と比較手て宗教色が薄いものが多いことが特徴
- 絵画に限らないことも特徴
歴史
- もともとアートってのは宗教の付属品として発達してきた (ref)
- そこから写真としての絵画
- カメラが出てきてからは個性を出した、印象派
からの世界大戦があり現代美術となっていく。
初期の作品として有名なのが、デゥシャンによる「泉」で、従来ならアートになりえなかったただの便器をアートと呼んでしまうことで、 ここからまた一から考え直そう、というメッセージがあったらしい。
何がモダンアートと呼ばれるのか
素人としては、何でもかんでもアートと呼ばれている気がしていたのでこれも調べてみた。
アメリカのアート研究者、アーサー・ダントーの定義がわかりやすいかった。
(以下上記リンクから引用。)
- 1つのテーマを持つ
- ある態度・観点を投影している(言い換えれば、「スタイルがある」)
- レトリック的(たいていは隠喩的)な省略がなされており、それにより鑑賞者は欠如した部分を埋めようと促される
- 当該の作品とそれについての解釈が美術史的コンテクストを要求する。この条件が、この定義を「制度的」なものにする要素である。
(ここまで)
つまり、なんでもアートになれるわけではなく、「専門家による同意に基づきさらにテーマを持つ」、必要があるみたい。 なので、自分が使用済みマスクを机に置いて「アートである」と言ったところで、自分は専門家としての知識が不足しており、そこのコンテクストを説明することができないためアートにはならないのだろう。 が、逆に、そこの「美術史的コンテクスト」さえ説明できさえすれば、全く同じものをアートとして主張できるのだろうか。
有名人
- ジャン・ミシェル・バスキア
- 挑発的二分法
- ダミアン・ハースト
- ホルマリン漬けうし
- 村上隆
- アニメポップ
- 草間彌生
- ドット・ペインティング
- アンドレアス・グルスキー
- 写真家
- バンクシー
美術館
日本にも思ったより現代美術をメインで扱った美術館がある。 が、ヨーロッパの方が圧倒的に数が多く、それぞれの規模も大きそう。 日本の直島にあるものは行っておけばよかったと公開している。単純にこれまで知らんかった。
日本
ドイツ、とヨーロッパ
- Hamburger Kunsthalle
- ドイツ、ハンブルグ
- Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen
- ドイツ、デュッセルドルフ
- Museum Ludwig
- ドイツ、ケルン
- Schirn Kunsthalle
- ドイツ、フランクフルト
- Tate Modern
- UK
- Centre Pomipidou
- フランス
- 「泉」がある
- ベルリンにはたくさんありそう
まとめ
直接美術館に行ったりはまだしていないのだが、調べたり動画を見たりする中で既に軽く疲れてしまった。 格好いいものとかは普通に楽しめそうなのだが、そのほとんどはよくわからんな、で終わりそう。 社会的なメッセージ自体は興味深いのだが、なぜ記事や本ではなく、アートでなければならないのかわからない。 個人的には本やドキュメンタリー動画を通した方が伝わりやすいのではと思ってしまう。 このような実用的すぎる考えをしている時点でアートは向いていないのかもしれない。 意外と美術館に実際に行ってみたらその雰囲気含め楽しめる可能性はあるので早いとこ行っていたい。 多分フランクフルトかケルンのものが行きやすい。
参考
- https://media.thisisgallery.com/20220290
- https://www.contemporaryart-walk.com/artist/