今年の夏旅行、ドブロブニクに続く第二弾はポルトガル。 本当はリズボンで開催されるサマースクールに参加するためのビジネストリップなのだが、その前に旅行をくっつけ、その1箇所目の目的地がリズボンから西に少し言ったところにある、シントラ。

わざわざ調べるまで全然知らない地名だったのがこれが結構楽しかった。 土地としては、リズボンに住んでいた昔の金持ちたちが、有事の逃走先とか別荘地みたいな感じで宮殿を立てたりしたことで発達したものらしい。

結果として、海沿いの森の中に謎の見た目をした派手な建物とクソ広い公園がある観光地がたくさんある場所に今はなっている。


一日目

マンハイムから今回はケルンに電車で移動してからそこから飛行機でリズボンまで移動した。 5am くらいから行動を開始してのドイツ国内の電車移動で結構不安だったのだが、無事ほぼオンスケで運行してくれたので問題なかった。毎度この長距離電車移動するたびに恐怖するのは依然として慣れない。


ケルン内での乗り帰りの際に一緒の服を着たドイツ人おっさんチャリ軍団に遭遇した。 こちらではおっさんでもライフをエンジョイできて良いね。

ケルン空港は初めて利用したのだが新しいのかモダンな作りで良い感じだった。手荷物検査も新目の機械を使っているみたいで、電子機器や液体類を鞄から出す必要がなかった。小さいことなのだが結構めんどくさい作業なのでこれが広まってくれると結構嬉しい。

3時間ほどのフライトでリズボンにある空港に到着。 そこから、電車で Sintra に移動。


ここ以外もそうだったのだが、ポルトガルで利用した駅はそれぞれ個性があって眺めるだけで楽しかった。

リズボンからシントラは1時間ほどで移動が完了する。 リズボンを起点として日帰り旅行をしていそうな人を多く見かけた。 が、今回、我々はしっかり探検する予定を立てたので一泊した。

1箇所目の目的地は Park and Palace of Monserrate 。 ここにある他の観光地と同様に金持ちの逃走先として元々も構築されたもので、結構最近までまた他の金持ちたちに所有されていたみたいだけど、今は国有になっている。


メインの宮殿。ポルトガルは昔の貿易大国だったことから中東からの影響を受けているみたいで、この辺の建物も他のヨーロッパの地域ではあまりみないデザインのものが多く楽しかった。


内部中心にある各部屋につながる中継地点には噴水がある。家の中に噴水を作ろう、ってのはどんな理由だったのか。


天井の装飾がどの部屋でも凝っていて上を見すぎて首を負傷しないように注意が必要。


実際のところ敷地内の宮殿が占めるエリアはごくごく一部で、その外の公園エリアは割と一日過ごせてしまいそうなくらい広い。


探検していて気づいたら周りがほぼジャングル化していることも平気である。

この公園宮殿の探索をひと段落させてからバスで街の中心まで戻った。 シントラ自体はそこまで大きくはないのだが、山の中にあるので高低差が大きく歩くのが得意な我々であったとしてもバスを使わざるを得ない。 日がしっかり出ていて気温は高かったのだが、風が結構吹いていたし湿度がそこまで高くなかったので暑さに苦しむことはなかったものよかった。


シントラだけではなく訪れたポルトガルの都市に全体で言えることなのだが、道とかの名称を示す標識のデザインが良い。 家の表札をこんな感じにしたいね。


リズボンでさらに顕著だったのだが黄色が非常に街中に多かった気がする。昔手に入り買った塗料とかと関係があるのかしら。

この日の夜はレストランのテラス席に座って、コロッケを食べ、ワインを飲みひと段落とした。 スペインでも食べた気がするのだが、タラのコロッケ美味しいね。 ポルトガルのソウルフードがタラなので今回の旅を通して結構食べれたのはよかった。 日本でも普通に見かける魚ではあるが、調理の仕方がヨーロピアン方式でこれはこれで良い。

二日目

元々は一日目に予定していたのだがバスを捕まえることができなくてこの日の朝からロカ岬に行ってきた。 特に何があるかは知らなかったのだが、ユーラシア大陸最西端ということで行ってみた。 バスで1時間ほどだったかな。

シントラはバスが全体的にわかりにくかった気がする。 観光客を対象としているバスと、ローカル向けのがなんとなく別れており、岬に行くために使ったのは後者なのだが、意図的にわかりにくくしているのかというくらいだった。 バスを待っている時におそらくポルトガル国内からの観光客からバスに関して質問され、拙いスペイン語で対応しようとしてみたのだが、ポルトガル語がわかる人がアジア人に聞くほど切羽詰まらせる状況とはいかほど。

バスで混乱しながら到着したロカ岬、想像よりも楽しかった。 何か特殊な建造物があるわけではなく、基本的に崖があるだけなのだが、結構険しく海も力強く動いており、それらを眺めているだけで楽しい。


赤い灯台と青い海、緑の草のコントラストが非常に綺麗。

また、強風が吹いており、それがまた冒険感を演出してくれており楽しかった。

帰りのバスもまた何時にくるかいまいちよくわからなかったのだが、そこまで待つことなく乗ることができたのでよかった。 同じく市街地に戻りたさそうにしていた一人で来ていた女の子は、待つことに痺れを切らして、売店兼レストランのようなところに行っている間にバスが来てしまったのでおそらく一本逃してしまったと思う。 無事戻ることはできただろうか。

立派な観光地とはいえ、ちょくちょく建造物が自然に侵食されているところがあり面白い。 ヨーロッパは街にしても教会にしても日本のそれと違って、自然を完全に排除しているのでこれもまた珍しい気がする。 日本人としてはデザイン自体は全然違うにしてもなんとなく親近感が持てるような気がしなくもない。


腹ごしらえには、街の中心のカフェで、サンドイッチにキッシュに、ポルトガルの一番有名な食べ物である Pastel de nata をいただいた。 今夏の旅行中に何個食べたか全然カウントできないくらい食べた。これはドイツでも日本でもぜひ導入してほしい。 セブンイレブンにリクエストを送ってみようかな。

腹ごしらえをしてからは、もう一つの有名な観光地である Quinta da Regaleira に行ってきた。 これもまた昨日行った Monserrate と同じく、公園と宮殿のセット。

ここもまた謎建築物が広いジャングル的な公園の中に乱立しており楽しかった。


もはや元々なんのためかわからないこのような塔がいくつか立っていた。ゲームの世界を再現するためだけに建てたとしか思えん。現に日本語でここを紹介しているブログでは、ドラクエみたいと言っていた。


これまたゲーム内っぽいよね。


写真を撮るのが難しかったのだが、井戸の中。こんないい感じに装飾がされ螺旋階段上に降りることのできる井戸を作ることにしたやつはオタクだったに違いない。


地獄楽をみているのでそことの関連を想起せざるを得ない、手にしか見えない謎の岩もあるし。


真っ暗な洞窟や、


そもそもメインの宮殿がワリオが住んでいそう。


スペイン語を話している一行の人だかりができていたので何事かと思ったら、この日本では見かけたことのない形をしたクワガタがいたので、「俺掴めるで」とスペイン語でいい、驚かれながら道の中心から茂みに移動してあげた。スペイン語はやはり役に立つね (対して立ってない)。

この日記を書いているのは旅行から1週間立ってからなのだが、もはやこの町が現実世界だったのかどうかすら怪しいくらい、ランダムに妙なものが妙なところに乱立している場所だった。 日本人にはポルトガル自体そうだし、シントラはメジャーな観光先ではないのかもしれないが、リズボンから近いし坂道を歩くのが苦ではないオタクにはぜひ行ってみてドラクエ体験してほしい。


駅も可愛いよ