数日前からポルトガルを探索しているが本命はリズボン。 もちろん観光地としてでもあるし、そもそもこの旅行は出張の一環でその本来の目的は LxMLS に参加するからである。

ポルトから移動したのだが、予約していた電車が消し飛んでいて自分らを含めた観光客たちが混乱していたが、1時間後の電車は予定通り運行していたので問題なく移動することができた。 理由はストライキだったみたい。もう少しわかりやすく告知してほしいね。

無事到着してからは、ホテルにチェックインしてから夕食をとりに街の中心まで出た。 今回のホテルはイベント会場の近くにしていたので街の中心からは少しだけだが離れている。


観光サイトに必ず出てくるくらい有名なマーケットに併設しているフードコート的な場所。 10pm くらいだったのだが人でごった返していたので注文するのも席を確保するのも一苦労だった。 疲れて空腹の状態でこれをやるのは少し疲れた。


イカを焼いたのと海鮮ごはん的な何か。出汁がしっかり出ておりおいしかった。 他の普通の場所と比較して割高ではある気がするが、選択肢は多いし観光地的な盛り上がりを感じることができるので一度入ってみて良かった。


完全にたまたまなのだがホテルへの帰り道に来週開催される屋外コンサートのリハーサルをしていて結構しっかりと演奏を聴くことができた。 聞いたことあるような曲もあり無料で座り込むことのできた椅子を使ってしばらく聞いてみた。



翌日の朝会場までは無事に到着することができた。ほぼ一本道なので自分の方向感覚と壊れかけの携帯でも問題なし。


演習に使った計算機室の一角のポストイットコーナーに謎の日本語が散見された。


行き帰り、天気がひたすら良かったのと多くの建物が装飾されているタイルでひたすら写真を撮っていた。

サマースクール自体は非常に良かった。 これに関しては別途エントリを書きたいと思う。


イベント初日の夜はワイフと共に事前調査していたレストランに食事に行った。リズボンでは鯖とタラがよく食べられているみたいで、これは鯖がのっているパン。おいしかった。 この手のイタリアチックなちっさいパン美味しいよね。


これもまたよく見かけた料理でタコを豪快に焼いたもの。おいしかった。雰囲気もよくレストランチョイスは成功。

結局この店は後日リピートした。観光地はレストラン選択肢は多いのだががっかりすることもあるので、このようなリピートはまだ食べたいものがあるなら全然アリだね。


タラのタルトと、


パンを皿代わりにした魚介スープを食べた。

これらもまたおいしかった。

1回目にこのレストランに行った後には、同僚から勧められた fado を聴きに行ってみた。 これもまた街中に聞ける場所があるのだが、質にムラがあるみたいで選ぶのが大変そうだったが、この日に google map base で選択した場所は大当たりだった。


女性と


男性ボーカルが二曲ごと交互に歌ってくれるのだが、後ろで演奏しているギターと主に言語はわからないものの非常に良かった。 寂しいような楽しいような、生演奏ならずっと聴いていれるような感じ。 演奏後に、近くのテーブルに座っていたポルトガル出身のおばちゃんたちに、「可愛いカップルね」と言われたのでそれもプラスポイント。 ほぼ 30 才だがヨーロッパではまだまだ可愛いよね。


これ以降平日はスクールで日中はうまり、夕方も他の参加者と出かけたりしていた。 土曜日も講義はあったのだが、日曜日は唯一丸一日自由時間になっていたのでリズボン観光をしっかりしてきた。


リズボンでは街中を走り回っている黄色の可愛いトラムが有名。 たくさんの線があるのだが、その中でも一番有名な観光地をいい感じにつなぐ線にのって、belem という観光地がたくさん集まった海際のエリアに行ってきた。


狭い街を通り抜けるので、逆車線のトラムには多分窓からすれ違い時に触れる。


なんかいい感じの少年が映り込んだ。 このエリアでおそらくいちばんの観光地はこの修道院。 修道院、結構デザインが好きなのだが、これはヨーロッパでたくさんみてきたものの中でも上位に位置づける。


中の中心部はこんな感じで、白い建物に綺麗に整備された芝生の広場が囲まれている。 構造自体は単純なのだがなんか良い。


天気も良かったので写真映えしやすくみんなたくさん写真を撮っていた。年間どれくらいの写真がここで取られるのだろうか。


ポルトガル出身で大学を訪問研究していた人の情報から、このエリアに有名な pastal de nata の店があるということを知っていたので行ってきた。 テイクアウトでも少しならばされたのだがとてもおいしかった。 でも、その人からの情報で実はもっと美味しいところがあるというのを知っていた、そこと比較してみたところ確かにそちらの方が美味しかった気がする。


街中にもあるこの店。デザインも良いよね。


これって日本でも食べれるところはあるのだろうか。セブンイレブンに本当に展開してほしい。

ポルトガルは昔、大航海時代に覇権を握っていた国で、この belem では日本の教科書にも出てくるバスコ・ダ・ガマがいる像を見ることができる。


結構大きくて中にも入れるみたいなのだが、外を一周しただけでも十分楽しめる。 最近 vinland saga をみて思ったこのなのだが、色々な現在あるテクノロジーなしで海を跨いで航海していた人たちクレイジーだよね。

belem からトラムを使って街の中心に戻ってからは、


凱旋門の肛門をのぞいたり、


現在も動いている世界最古の本屋をのぞいたりした。



ちなみにサマースクールの講義はこんな感じの大学の広めの部屋でやっていた。



一度参加者たちの 3am くらいまで遊んでいた日の帰り。なぜか知らんが無人のトラムが並んで電気だけつけていて不気味だった。


同日の参加者たちとの夕飯は、神奈川に本店がある阿夫利に行ってきた。なぜか知らんが欧州勢が気に入って二日連続で行くことになった。 ポルトガルでラーメン二日連続で食べるとは思わなんだ。まあまあ美味しかったけど麺が適当に茹でられていてごたついているところがあった。



ドイツに戻る最終日は、まあまあ急な階段を登って街を一望できるところに行ってきた。


街と入江 (or 川?) が一緒に見えて綺麗。


まとめると、リズボンは最高だった。 大きな都市なので生活感があり、完全なる観光地ではないので安い店があったり生活している人たちを眺めるのも楽しいが、belem とかに行けばうまく整備された観光を安心してすることができる。 日本人的には、フランスやイタリアに知名度では劣っているが、少しメジャーどころを外したくなった人には良い目的地だと思う。英語も完全に通じるので。


再度はケルン乗り換えのタイミングで大聖堂だけ少しみてきた。でかい建物をいい感じに写真撮るのが難しい。