初めてのマラソン参加記録。

1 日目

朝からベルリンに移動した。 5h の長距離移動かつ、到着後にマラソン関連のものを受け取るというイベントがあったので電車の遅延が怖かったのだが、ちゃんと動いてくれたので良かった。 電車では寝たり、モンスターの続きを見たりして、意外と快適に過ごせた。 尻は痛くなるのだが不可能ではない。


ベルリン中央駅、カリーウルストがお出迎えしてくれる。

中央駅はヨーロッパで見たことのある駅の中で最大級だった。 作りもモダンで、複数の階層があり都会感が強い。 規模感に対して、そこまで人が多くないので移動しにくくないのは良い。

ホテルに直行し、チェックインし荷物を置いてから参加に必要な諸々を受け取りに行ってきた。


遅めの時間だったがまだまだたくさんの人が参加の用意をしにグッズを受け取りに来ていた。いろんな言語が聞こえてきて、さすが大規模マラソンイベントという感じ。

試合の前にはパスタということで、調査していたイタリアンでアマトリチャーナを食べてきた。 ベーコンの味が濃くて美味しかった。ベルリンは国際都市だし、うまい海外の料理を見つけるの可能な気がする。 レストランの他の客、その多くが我々と同じくマラソン参加者で面白かった。 街中歩いていても、グッズの入ったトートバックを持っている人をたくさん見かける。

2 日目

最初の参加なので、開始グループは最後のものだったので、朝は意外とゆっくりできた。 昨晩買っておいたパンとバナナを食べてエネルギーを補充していておいた。

ホテルの位置が結構よかったので徒歩でマラソンのスタート地点に向かうことができた。 会場近くには、なぜか知らんが、おそらくドイツ人で構成された 10人くらいの和太鼓隊がおり、テンションを上げるのに貢献してくれた。 和太鼓の音結構好きなのでこれは予想外の嬉しかった。ちなみに、自分らが走っている時にも演奏を続けてくれておりエナジーブーストになった。

会場には想像していたより多くの人がいた。エリアが広めに確保されていたので、ゴールの直前まではごった返す、ということはなかったが、応援に来ている人も含めてたくさん人がいた。 少し手こずったが同僚と合流し、着替えを預けて、バナナを齧りつつスタート地点に向かうことができた。

スタート前には MC が先導し軽く運動し、爆音のノリノリ音楽に後押しされつつ開始した。思ったより多くの参加者が、雰囲気に飲まれたからなのか早めのペースで走っており少し驚いたがなんとか自分らのペースで最初から入ることができた。 スタートの直前に環境活動家がペンキをスタート地点でぶちまけたらしい。巻き込まれなくてよかった。何がしたいのか全く理解できない。

マラソンは、ベルリンの街の外周寄りをぐるっとするコースになっており、いろんなエリアを眺めつつ走ることができてよかった。 なんとなく治安が悪そうなエリアや金持ちそうなエリアもあり退屈しない。 道中にはなぜかたくさん応援してくれる人たちがおり、ちびっことハイタッチしたり、”1UP” と書いてあるマリオキノコのイラスト付きのダンボールを掲げている人もいるのでそれを叩いて加速したりできる。 また、たくさんの謎のバンドが結構本格的に演奏しておりそれも楽しめる。 音楽とか何も聞かずに終始走ったのだが、全く退屈することはなかった。

25K くらいまでは全く問題なく走れたのだが、そこから 30K にかけてガンガンキツくなり、最後の 10K は膝が結構痛かったのもあり苦しみつつ走った。 朦朧としていたわけでは全然ないが、痛かったことしか覚えていない区間がある。

途中、バナナやエナジードリンクがちょくちょく提供されており、ちゃんと補給していれば、エネルギー、水分不足になることはない。 また、天気もちょうどよかったので膝を除いては割と気楽に走ることができた。 エナジードリンクエリアがあるたびにそれが溢れた結果、地面がベタベタになっているのだが、1箇所それが特にひどいところがありそこではかなりイラついた。 また、トイレも仮設のものが置いてあるのだが、一箇所使ったところが、なぜか知らんが便座のところがクソまみれになっており、女性陣は使用を諦めていた。 男はなんとかなるので申し訳ないがよかった。

途中、名前を呼んで応援してくれたり、「頑張ってください」と片言で言われたりし、意外とそれが走り続けるエネルギーになる。

ゴールはベルリンの門なのだが、それが見える一直線になってからは、なかなかエモい感じだった。 周囲の人たちもボロボロな感じで多くは歩いていたのだが、ゴールしてからはみんな満足そうにしていた。

早くはないが (5h40m) 予定通りのペースで終始走り続けることができたし、問題なく完走することができたので初回としては大成功なのではなかろうか。 ホテルへ戻るのが大変だったし、デリバリーの夕食が全然来なかったりと、それからも少し大変だったがぐっすり眠ることができたのでよかった。

3 日目

マラソン後から、12h くらいぶっ通して寝ていた。 昨晩は疲れすぎて体調が悪くなりそうな雰囲気すら出ていたのだが、そうはならなかったので良かった。 昼少し前から、ホテルを出発して、ベルリンで有名なカフェ目掛けて移動を開始した。 最初っから左膝が痛くて曲げるのが困難だったので、伸ばさないように引きずるようにして歩いた。 明らかに不審な歩き方だったろうが、警察に止められたりすることはなかった。

有名なカフェは落ち着いた住宅街にあり、テラス席に座ると良い感じの木漏れ日があたりのんびりできる。 コーヒーはまあ普通に美味しいという感じだったが、チーズケーキが結構美味しかったので満足できた。

一日乗車券を買っていたのでそこからバスで街の中心の方に戻り、駅に入っている、一番有名なチェーン店でカリーウルストを食べてみた。 ベルリンの伝統的なスタイルの方の、ソーセージは皮無しで注文してみた。


マンハイムでは皮ありの選択肢しかなかった気がするのだが、ベルリンではむしろこちらが本物らしい。


2本とポメスセットをいただいた。

意外と皮無しが美味しかった。パキッとしないぶんソースと絡めて食べやすいのが原因な気がする。 もちろん料理としての限界がだいぶ低いところに設定してあるのでそれはしょうがないにしても満足できた。


もちろん咳とかはなくてスタンドでがっつく形式。玉ねぎトッピングしている人がいてそれは良いアイディア。

腹ごしらえを軽くしてからは、おそらくいちばん有名な観光地である、ベルリンの壁跡地にグラフィティがされているところを見てきた。 平日の昼間だったので、人はいたものの、ごった返したりはしていなかったので歩きやすくて良かった。 ここでもまた、体感、半分くらいの観光客がマラソン参加者で、その多くはグッズであるTシャツとかを着て、首から完走の証であるメダルを下げていてなんか面白かった。 おじさんおばさんが、誇らしげに後日になってまでメダルを特に現実的な意味もなくぶら下げて歩いているのはなかなか見れない。


有名なやつ


日本っぽいやつ


なんか不思議なやつ

想像していたよりもこの壁のセクションが長くて、膝への予想外の負担になったが、いろんな種類の絵があり面白かった。 直接的なものはほとんどなく抽象的なものが多くてよくわからないものもあったが。

これを見てからさらに移動してベルリン大聖堂を眺めてきた。


上の部分の青い色好きなやつ


力尽きたマラソンランナーがちらほらいる


川の間にある島に何個か美術館があるところがあって、その島をこのアングルから撮った写真をよく見かけるので真似してみた。


綺麗に紅葉している気がちょくちょくある


その川でクルーズしている観光客もたくさんいる


古い建物的なデザインだったがだが、これが完成したのはつい最近らしい。そもそもこのタイプの建築をするのはまだ可能なんだね。

この段階で夕方くらいだったが夕飯にはまだ早いので、街中にあるドイツバーでビールを二人で三杯飲んで時間を潰した。 喉が渇いていたのか、マラソンの副作用なのか、本当に美味しかったのか、どれも美味しく感じた。


ベルリンのマスコットであるクマがいてかわいい

ビール飲んでいたらちょうど良い時間になったので、少し外れたところにあるラーメン屋に行ってきた。 事前調査の段階では少なくとも写真からは本当のラーメンっぽいし、日本人による評価も高そうだった。 ただこれまで何度もドイツのラーメン屋には魂を汚されてきているので期待値は低かった。


これはとんこつラーメン

手放しでうまい、といえはしなかったものの、少なくともちゃんと豚骨ラーメンの味がしたし、妙なトッピングも、最初から乗っていた紅生姜以外なかった。 紅生姜はダメではないのだが、最初からこの量載せるのではなくて、自分で後から調整したかった。


日本のラーメン屋よりラーメン屋っぽい。


外にもたくさん席がある

マラソン直後で足が破壊されていたとはいえ 18000 歩くらいの通常観光をしてしまった。

4 日目

朝から荷物をまとめチェックアウトし、中央的のロッカーに荷物を預けてからベルリン最終日の観光を開始した。 だいぶ前に現代アートに関して少し調べた時に、ヨーロッパではベルリンに関連の美術館があるというのを見つけていたので、 昨晩少し調べた結果無料で入れそうな美術館があったのでそこに行ってみた。

寂れているのか人が多くいるのかよくわからん少し不思議な雰囲気の住宅街を抜けて、若干住宅街のクラスが上がったところあたりにポツンとある美術館だった。


シンプルな建物。この小さい区画の中にいくつかアートに関連した建物が入っていそうだった。

中に入っていると空間としては結構広くて、その中にスペースを贅沢に使いつつ、複数作家の作品がいくつかずつ展示してある。 どれもかなり抽象的で全く訳がわからんし、説明を読んでもそれもまた抽象的すぎでどれも似たようなことしか書いてなかった。 アートってのはそんな感じでうまく言語化できないものをどうにか他の方法で表現するものなのかもしれないけど、あまりに雰囲気的な綺麗さによせすぎで表現の方をサボりすぎている印象を受けた。 どれも商品として売られていたので、メッセージよりも、見た目としてかっこいいかどうかの方が重要度が高いのかもしれないけど、それならば、アートとして小説や漫画やアニメのような、 アートとしてより誠実にメッセージを言語化、ストーリ化しようとしているものの方が個人的には好き。


紐で埋め尽くされた部屋


まあ現代美術館に意思を持ってきたのは初めてだし、おもろいりんごも見れたのでまあまあ楽しめたからいいのだけれどね。


日本人作家の作品も展示してあった。

現代アート入門したらちょうど昼時になったので、先月から同僚らと一緒にサブスクでコーヒーを買っている焙煎所のカフェが近くにあるのでそこに休憩しに行ってみた。

ベルリンでは結構展開していてオンラインでの販売もやっているような有名な店だったのだがここは結構残念だった。 ギリギリまだ午前中くらいだったのにも関わらず、牛乳をなぜか切らしていてオーツミルクしかなく、ラテアートも今までみた中で一番下手くそだった。 急速に拡大した結果、質を維持できなかった良い例になってしまっている気がするね。


おそらく働いていた二人の店員はコーヒーに興味とかは特にない。


コーヒーには満足できなかったが、近くのスーパーでしばらく探していて、カルボを見つけることができたのは幸いだった。

ベルリンにはたくさんの歴史的なモニュメントがあり、1箇所ではなく数カ所に、ユダヤ人虐殺の歴史に関連した建造物がある。


これもその中の一つで、現在は、観光客と追いかけっこする子供がたくさんいる。


謎のチルりスポットもある。あまり落ち着かない気もするが。

最後にマラソンのゴール地点でもあったベルリンの門を眺め、川沿いに中央駅に戻りマンハイム行きの電車に乗った。


凱旋門ではない気がするのだがそれっぽい。けど他の場所の凱旋門に比べて内側の装飾が少ない気がする。


数日前に環境活動家がインクをぶちまけた痕跡。なんでこんなことをして環境問題が解決すると思っているのか全く理解ができない。


大きな都市の中心を抜ける川沿いってこともあり水は綺麗ではないのだが、結構ゆっくりできそうな良さげなスポット。


一階にはレストランが入っていそうな謎の巨大鏡ばりキューブもありイカしている。

帰りの電車はそこまで混んでいなく、寝たりアニメを見たり本を読んだりして快適だった。やはり尻は痛くなるけれども。 最後の方、医者を探すアナウンスが流れたみたいだったが特にできることはなかった。

まとめ

マラソンは、想像よりもはるかに大変で、もっとトレーニングしておけばよかったと思ったが、完走できてよかった。 体験としてはよかったのでまたやってみても良いと思っている。少しずつタイムを縮めていくのは楽しそう。

ベルリンは、噂からもっとカオスっているのかと思っていたのだが、今回訪れたほとんどの場所は綺麗だったし緑もありつつ、活発に色々起きていそうなので退屈することもなさそうでよさそうな街だった。住んでみるとまた違う印象を受けるのかもしれないけど。